「タコス」を出す店が全国各地で増えている! ブームの理由と今後の展開は #エキスパートトピ(山路力也) - エキスパート - Yahoo!ニュース
タコス店が急増している理由とは。(画像:筆者)

 タコスを出す店が全国各地で増えています。2020年頃から店舗数が急増しており、チェーン店はもちろん個人店も次々と登場。メキシコ料理店は東京都内だけでも300店舗を超えるまでに増えており、単なる流行を超えて食文化として定着しつつあります。

 また、専門店のみならずイベントやフードトラックでもタコスを楽しめる場所が増え、さらに「飲めるタコス」など新しい食べ方も登場し、自宅でタコスパーティーをする人も増えていると言われています。なぜいま、タコスが人気を集めているのでしょうか。その理由と今後の展開を考えます。

ココがポイント

タコス店が急増中! 人手不足やコスト課題をクリアする“現代型”飲食店の魅力出典:TBS NEWS DIG 2026/4/23(木)

トレンドは飲めるタコス!?店舗急増中のタコスが進化出典:TRILL 2026/2/12(木)

「タコス」食べ放題1380円も 高コスパ&ヘルシーで人気 メキシコ料理店は都内300店出典:テレ朝NEWS 2025/11/11(火)

SNS映え、お得な食べ放題で女性人気も上昇↑ 今広がりを見せる「タコス」出典:TOKYO MX 2025/11/7(金)

エキスパートの補足・見解

 タコスブームの背景には、複数の要因が重なっています。まずは参入障壁の低さです。タコスはトルティーヤと具材さえあれば成立するシンプルな料理で、狭小スペースのスタンド形式やフードトラックでも提供でき、少人数のスタッフでの提供が可能です。また、既存の飲食店でもタコスをメニューに加えやすく、さまざまなシーンでタコスが楽しまれる環境になっています。

 さらに、タコスは色彩が豊かで具材の断面やトッピングが視覚的に映えるため、SNSとの親和性が高い料理です。具材やソースを自由に選べるカスタマイズ性も「自分仕様にする」という現代の若者の消費スタイルと合致しています。そして、コーンのトルティーヤを使えばグルテンフリーとなるため、健康志向の需要も取り込めるという強みもあります。

 今やタコスはメキシコ料理という枠を超えて、日本独自のスタイルに進化しつつあります。アメリカ発祥のハンバーガーに、照り焼きや和風のテイストが導入されたように、今後は地元の食材を使ったり、醤油や味噌などの日本の伝統的な調味料を使う日本ならではのタコスや、全国各地の食文化を生かした個性豊かなご当地タコスなどが生まれていく可能性もあります。