6月13日開幕の沖縄大会を皮切りに、全国で集大成の夏が始まる。今春の地方大会では各地の進学校が目覚ましい躍進を見せた。夏も文武両道で上位進出を狙う注目の進学校を紹介したい。 【一覧】全国33都道府県の夏シード校 東北では、福島県内トップクラスの進学校として知られる福島が44年ぶりにベスト4に入った。準々決勝では昨秋県準Vの強豪・日大東北を4対2で破って勝ち上がっている。 その他にも関東では偏差値74を誇る埼玉県トップの進学校・県浦和が躍動した。2回戦で本庄第一に劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。60年ぶりとなる夏のシード権を獲得し、この夏も要警戒の「秀才集団」となりそうだ。 さらには2024年夏の甲子園に出場した栃木県の石橋も、栃木大会で4強入り。東海地区でも、サッカーの名門として知られる静岡県の藤枝東が創部初となるベスト8進出を果たし、夏のシード権を掴み取っている。 西日本では、奈良で高市 早苗首相の母校でもある畝傍が最速146右腕・髙岸 彰良投手(3年)を擁して準優勝。決勝では名門・天理に屈して78年ぶりの優勝こそ逃したものの、夏へ向けて確かな手応えを掴んでいる。激戦区・大阪では、偏差値72を誇る茨木がベスト16進出を果たし、シード権を手にした。 九州でも大分県No.1の進学校・大分上野丘が77年ぶり春優勝の偉業を成し遂げた。ノーシードから勝ち上がり、決勝では古豪・津久見を6対3で撃破。
東西を代表する「超進学校」の逸材投手
進学校の躍進を支える選手の中には、強豪校の選手とも引けを取らない能力を持つ逸材がいる。 東の注目株は、毎年多くの東大合格者を輩出している県千葉のエース左腕・加賀谷 一投手(3年)だ。県大会出場をかけた磯辺戦では、1試合20奪三振の快投で「ドクターK」の異名もついた。学業も優秀で、卒業後は国立大医学部や東大を志望しているという。まずは集大成の夏に、マウンドでどんな投球を見せるのか注目したい。 西を代表するのは、京都の名門・洛星で背番号「1」を背負う宮井 柾輝投手(2年)。この春は2次戦の初戦で、京都成章を相手に8回2失点完投勝利を挙げた。現在2年生ながら最速143キロを投げ込み、「東大進学と弁護士」と将来の目標も明かしている。シード権を得て迎える夏に、エースとしてチームを上位に導く投球に期待がかかる。 全国で偏差値70を超える進学校の躍進が光った春。文武両道を体現する球児たちが、夏も盛り上げてくれそうだ。
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