久保建英の“愛あるイジリ”が映した長友佑都が森保ジャパンに必要な理由 #エキスパートトピ(金明昱) - エキスパート - Yahoo!ニュース
写真:長田洋平/アフロスポーツ

サッカー日本代表のDF長友佑都 が、史上初となる5大会連続のW杯メンバー入りを果たした。一方で、最終予選10試合でベンチ外だった39歳の選出には“長友不要論”も起きた。そんな中、本人は「空気清浄器みたいな役割を果たせる」と語った。その存在価値を象徴するのが、MF久保建英との“愛あるイジリ”だ。若手が大ベテランを自然にイジり、周囲が笑う――。この長友が作り出す空気感こそが、今の森保ジャパンにも必要なのではないか。

ココがポイント

ファンに届ける「勝利のハチマキ」に決意のメッセージを記すことに。ここで久保が「佑都さん、ブラボーでいいんじゃないですか?出典:サッカーダイジェストWeb 2024/3/26(火)

(久保)先輩に対して物おじをしないというよりかは、今の代表の雰囲気が、僕みたいな若い選手にもその1歩を踏み出させてくれる出典:サッカーダイジェストWeb 2024/7/14(日)

JFATV

JFATV

エキスパートの補足・見解

 今回の長友選出は、単なる“経験枠”ではないだろう。W杯のような1カ月超の短期決戦では、戦術以上にチーム内の空気が結果を左右することがある。だからこそ森保ジャパンは、ピッチ外の影響力も重視したはずだ。

 象徴的なのは長友と久保とのやり取りが、今では名物と化していることだ。ネット記事やYouTubeでも見ることができるが、長友に「佑都さん、ブラボーでいいんじゃないですか?」とイジり、長友が「お前、しばくぞ」と返してチームを爆笑させたシーンはその象徴だろう。その関係性を他のチームメイトたちも楽しんでいるようにも見えるが、2人は見事にその期待に応える。漫才の掛け合いのようでもある。

 普通なら24歳の若手が、39歳の大ベテランにここまで踏み込むのは難しい。しかし長友はそれを受け止め、笑いに変える。その瞬間、チームの空気は柔らかくなる。若手も自然と発言しやすくなるのだろう。長友自身が語った「W杯の嗅覚」とは、試合勘だけではない。不協和音や重苦しい空気を察知し、チームを正常化する力も含まれているはずだ。短期決戦では、“空気”もまた重要な戦力だとと感じる。