「やり遂げられたら、自分の中で一段上に行けるかもしれない、そんな作品だと思いました」 【撮り下ろし写真あり】「周りには負けていられない」決意を語った鈴木福 ドラマ『惡の華』で主演を務める鈴木福(21)。連続ドラマで座長を担う喜びと同時に、原作を読んだ瞬間、「これはやばいぞ」と覚悟が芽生えたという。 「表に出てくるインパクトが強いからこそ、内面をしっかり作らないと外側だけの表現になってしまうと感じました。最初は共感できない部分もあったんですけど、何度も読むうちに本質に近づいていく感覚があって、作品への愛もどんどん深まっていきました」 演じる春日高男は、フランスの詩人・シャルル・ボードレールの本を読むことで自分は周囲とは違うと感じる少年。自分自身にとっても、その拠りどころは芝居なのかもしれないと語る。 「僕も、これをやっているから大丈夫だ、と言い切れるものが、実はあまりなくて。いただいたチャンスを自分の根拠にして、それを自信にして生きている感覚はありますね」 相手の仲村佐和を演じるのはあの。 「実際にお芝居すると想像以上で、すごく心をくすぐられる存在でした。彼女の表現に引き上げてもらった部分も大きいと思います」 本作は自身にも確かな変化をもたらした。 「もともとポジティブだったんですけど、少しネガティブになったかもしれないです(笑)。でもそれは、自分をちゃんと知ったからこそ。目をそらしていた部分に気づけました」 その気づきは、俳優としての将来をより鮮明にした。 「何でもやるスタンスはこれからも変わらないと思いますが、そこにきちんと自分なりの根拠を持って向き合いたいです。そして、自分が出ているから見たいと思ってもらえる存在になりたいです」 21歳。「まだここから」「周りに負けていられない」と語るそのまなざしは、迷いを抱えながらもまっすぐ前を見据えている。 「挑戦的な作品でしたが、これまでやってきたことが生きる瞬間もたくさんあって。不安と自信、その行き来のなかで、自分という人間が少しずつ見えてきた気がします」
「女性自身」2026年5月26日号
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