■第98回選抜高校野球大会 第9日・第2試合 準々決勝 智弁学園 12ー8 花咲徳栄 (27日 甲子園) 智弁学園(奈良)は花咲徳栄(埼玉)に最大8点差逆転勝ち。優勝した16年以来、10年ぶりの4強入りを果たし、春夏通算50勝を達成した。次戦は大会10日目(29日)第1試合で中京大中京(愛知)と対戦する。花咲徳栄は春初のベスト4進出とはならなかった。初回に8点を失う苦しい立ち上がりも、4回終了時には2点差まで追い上げる。5回に志村叶大(3年)が逆転の2点適時二塁打を放ち、その後も得点を積み重ね12ー8で勝利した。 甲子園では2014年・夏の大会1回戦で大垣日大(岐阜)が藤代(茨城)に初回に8点を先制されるも12-10とが逆転勝利、1997年・夏の大会1回戦で市立船橋(千葉)が3回表まで1ー9とリードされるも17-10と大逆転勝利を挙げたことがある。 智弁学園は5年ぶり15回目の出場。2016年に優勝を果たしている。秋は県大会優勝、近畿大会では決勝で神戸国際大付(兵庫)に敗れ準優勝だった。花咲徳栄は10年ぶり6回目の出場。春は03年の8強が最高成績で、初の4強入りを目指す。秋は県大会優勝、関東大会では決勝で山梨学院(山梨)に5ー14で敗れ準優勝。 ここまで智弁学園は1回戦で花巻東(岩手)に4-0、2回戦では神村学園(鹿児島)に延長10回タイブレークの末2ー1で勝利している。初戦は角谷哲人(3年)が3安打3打点の活躍。2回戦では太田蓮(2年)が延長10回に勝ち越しの犠飛を放った。投げてはエース・杉本真滉(3年)がここまで1人で投げ抜いている。初戦は9回129球、3安打で完封勝利、2回戦では10回143球、4安打、1失点で完投勝利を挙げた。 花咲徳栄は1回戦で東洋大姫路(兵庫)に3ー2で勝利、2回戦では17ー0で日本文理(新潟)を破った。初戦はビハインドの展開も、8回に内野ゴロで2得点を挙げるなど逆転勝利。黒川凌大(3年)が9回132球2失点(自責点1)で完投勝利。2回戦では打線が爆発し14安打。岩井虹太郎(3年)は4安打1打点をマークした。 先発は背番号18左腕・田川璃空(3年)。秋の公式戦では登板がなかった。ここまで1人で投げ抜いてきた杉本はベンチスタート。 初回、田川は2つの四球と4番・佐伯真聡(3年)の中安で満塁のピンチを招き、5番・奥野敬太(3年)に右前適時打を浴び先制を許す。次打者に押し出し四球を与え、0ー2となったところで背番号11・髙井周平(3年)にスイッチ。2死とするも、8番・中森来翔(3年)に右前2点適時打を浴び0ー4、市村心(3年)にも中前適時打を浴び0ー5、1番・岩井にも左前適時打を許し0ー6。 智弁学園はその裏、今大会初先発の背番号10をつけた左腕・古賀夏音樹(2年)に対し1死から四球で走者を出す。しかし後続が倒れる。 2回、髙井は先頭の笹崎昌久(3年)に内野安打、暴投で二塁へ進まれたところで降板。代わった背番号10右腕・水口亮明(3年)は犠打で1死三塁とされ、奥野に今日2本目となる適時打を浴び0ー7。さらに安打と四球で満塁とされ、押し出し四球で0ー8。 その裏、智弁学園は馬場井律稀(3年)、北川温久(3年)の連打、四球で満塁のチャンスを作る。9番・八木颯人(3年)が左犠飛を放ち1点を返す。 3回からはエース・杉本が登板。2死から四球を与えるも、智弁学園はこの試合初めて無失点に抑える。 その裏、智弁学園は3番・太田の右二塁打、4番・逢坂悠誠(2年)の右安でチャンスを作り、馬場井の中犠飛で1点追加。さらに北川の一塁線を破る適時三塁打で1点追加し、3ー8とする。代わった2番手・長谷川陽汰(2年)に対し多井桔平(2年)も適時右二塁打を放ち、4ー8とする。 4回、智弁学園は角谷、志村の連打でこの回もチャンスを作る。4番・逢坂がライトへ2点適時打を放ち6ー8と2点差まで追い上げる。 智弁学園は5回も四球と安打、犠打で2死二、三塁のチャンスを作ると、暴投で1人還り7ー8。代わった花咲徳栄エース・黒川に対し2死一、三塁から志村が右中間を破る適時二塁打を放ち、9ー8と逆転。 6回、智弁学園は四球と失策で二、三塁のチャンスを作り、内野ゴロで処理をもたつく間に1点追加、10ー8。さらに添本一輝(2年)が右前適時打を放ち11ー8、八木颯人(3年)もライトへ適時二塁打を放ち12ー8とリードを広げる。 杉本は打たれたヒット4本を浴びるも、8つの三振を奪い二塁すら踏ませない圧巻の投球。9回も無失点に抑え、試合終了。
Hao112 ニュース