中学生で芸能界入りし、10代の頃からテレビドラマや映画で存在感を放ち、2019年には映画『カツベン!』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した黒島結菜さん。2022年には“朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを演じるなど着実にキャリアを積み、5月8日には最新主演映画『未来』が公開される彼女は、自身の“THE CHANGE”をどう捉えているのか。【第7回/全8回】 ■【画像】学年的には大学卒業直後、ミニスカまぶしいスーツ姿の黒島結菜 黒島結菜さんは、高校で地元・沖縄から上京、大学進学とほぼ同時期には『花燃ゆ』でNHK大河ドラマに初出演。同年、NHKのスペシャルドラマ『戦後70年 一番電車が走った』でドラマ初主演を務め、翌年7月には『時をかける少女』(日本テレビ)で連ドラ初主演を果たした。 しかし大活躍の一方で、あまりの多忙さに、学生生活には無理が生じ始めていたという。 「仕事が忙しくなって大学との両立が難しくなってきた時、時間にも気持ちにも余裕がなくなり、“何のために仕事してるんだろう”と思ってしまって……。“なんで今こんなに忙しいんだろう”とずっとモヤモヤしている時期がありました」
「中退に後悔はしてないし、あの時の選択で今がある。いい選択だった」
現在地を見失い、ふと頭をよぎるのは、「もう仕事を辞めようかな」「辞めて沖縄に帰ろうかな」という考えだったという。 「でも、現場はすごく好きだったし、ひとつのものをみんなで作り上げる仕事には充実感もやりがいもありました」 せっかく入った大学。学ぶことも多かったが、悩みぬいた末に中退を決断した。 「結局仕事も学校も、どっちも中途半端だったんですよね。潔く学校を辞めたことで、集中すべきことが整理できた。だから中退に後悔はしてないし、あの時の選択で今がある。いい選択だったと、自分で思います」 ──自身の決断には後悔しないタイプですか? 「後悔しないように過ごしています! もちろん、後悔しないのは難しい。でも、後悔するかどうかは先にはわからないから、あんまり気にしすぎないようにしています。 “あの時あっちを選んでおけばな”と思わない程度に、“あの時はそうするしかなかった”というちょうどいい言い訳を見つけつつ、選んだ方を正解にする。逃げ場を持ちつつ生きています」 ──沖縄の方言でいう「なんくるないさ」(※「なんとかなるさ」の意)の精神でしょうか? 「そうかもしれないですね。その時その時でちゃんと生きて、必死でいれば、なんとかなるっていう」 自分が選んだ方が「正解」。モットーは、「できる・できないではなく、やるかやらないか」だ。 吉河未布
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