ギャル雑誌『Ranzuki』『小悪魔ageha』『ageha』『LOVEggg』などでモデルを務め、カリスマギャルとして人気を博してきた「うさたにパイセン」こと岩本紗也加さん(31)。現在は日本ギャル協会の会長を務めるほか、登録者数41万人超のYouTuberとして活動している。 【画像】「ナチュラルすぎる姿にピース」取材に応じるうさたにパイセン、山を眺めながらコーヒーを飲むピンク髪の姿も バックパッカーとして世界各地を旅し、結婚と離婚を経験した彼女は、2025年末、15年間暮らした東京を離れて埼玉県の山あいへ移住。2026年5月には、福島県出身の同級生で長年の親友だった、YouTube「大変身ちゃんねる」を運営する理容師・しぶやゆうきさん(31)との再婚と妊娠を発表した。なぜカリスマギャルは、自ら山暮らしを選んだのか。現在の生活や、母になる今の思い、自身を支えてきた「ギャルマインド」について聞いた。
「ぶっちゃけ、住んじゃえば都っしょ」
――なぜ新たな人生の舞台に“山暮らし”を選んだのでしょうか。 岩本紗也加(以下同) 私はADHDやパニック障害、不安障害があるなかで東京に暮らしていて、情報量の多さに疲れていたんです。 15年も住んでいたので、自分を騙しながらでも生きていけたというか、麻痺した状態に慣れていたんだと思います。けど、ある日突然パッと「あ、山住もう」って思って、今の旦那に相談したんです。 本当はお互いの地元である福島が一番よかったんですけど、東京から電車でなんとか行ける範囲で探しました。Googleマップで見た時に、緑がいっぱいの場所にしか住みたくなくて。 全く知らない土地だったんですけど、「ぶっちゃけ、住んじゃえば都っしょ」みたいな。そこから旦那にいろいろ調べてもらって、今の家に出合いました。 ――15年間暮らした東京を離れることに、迷いはありませんでしたか。 東京で15年間いろんなことを学んできたし、挑戦し続けてきたので、自分の中では区切りがついていました。もっと成長するには、全く違う場所に行かないと、自分のためにならないと思ったんです。 私も旦那も、もともとバックパッカー経験があり、価値観もほぼ一緒なので、「冒険行くしかないよね」みたいな感じです。 あえて知り合いのいない田舎を選ぶことで、人間関係も仕事も、本当に必要なことだけが残ればいいなって思っているので、“東京で学んできたことを持って、こっちに来た”という感覚です。 ――移住を決めた時点で、しぶやさんとは結婚を前提にお付き合いされていたんですか。 そうです。そもそも、東京で子どもを産むことは考えていませんでした。 移住を考えていた頃、夢に子どもが2回出てきたことがあって、「もしかしたら、すぐ来るんじゃない?」みたいな話をしていたんです。「これは出産に向けた準備期間なのかも」って、勝手に思っていました。 実際、引っ越しの準備がほぼ終わった頃に妊娠がわかったので、タイミングが良かったです。
都会を離れてもSNSを発信し続ける理由
――実際に山での暮らしを始めて、環境の変化に戸惑ったことや、苦労したことはありましたか。 環境はすごくいいです。東京よりもゆっくりできるし、自分が欲しい情報だけを得る生活になりました。 移住したての頃は、地域の人たちととにかく仲良くなりたくて、夫婦で地元・福島の地酒や名物を持って挨拶回りに行ったり、自治会の行事やゴミ拾いにも積極的に参加したりしました。 みなさんすごく優しくて、友だちもたくさんできたので、しょっちゅう顔を出したり、遊びに行ったりしています。 ただ、妊娠初期はやっぱり大変で、つわりもひどく、早産のリスクや出血もありました。妊娠糖尿病にもなって激しい動きができなかったので、家でゆっくりしながら、撮りためていたものをSNSにアップしていました。 ――情報の多さに疲れて移住を決めた一方で、SNSでの発信を続けることに、迷いはなかったのでしょうか。 全然なかったです。むしろSNSでの発信はずっとやってきたことだし、私は日本ギャル協会の会長もやらせてもらっているので、“ギャル”という文化を世界中に発信していくためには、会長として意識を高く持って、発信を積み重ねていくことが大事だと思っています。 赤ちゃんも毎日頑張って生きようとしてくれているから、「私も毎日更新してみよう」みたいな感じで続けていました。
しんどい経験が育てた“鉄メンタル”
――山暮らしや妊娠など、人生の大きな変化を「大変なこと」としてだけでなく、楽しむように受け止めている印象があります。そうした前向きさは、もともとの性格なのでしょうか。 私はもともとネガティブで、結構落ち込みやすいし、すごく周りを気にする性格だったんです。 ギャルという存在を知って、最初は持ち物にピンクやキラキラを取り入れるところから始まりました。完全に見た目から入ったんですけど、そこからギャルの友だちが増えて、考え方やマインドを学んだので、小学生の頃から少しずつ積み重ねてきた感じです。 人生でしんどいことが起きるたびに、ネガティブなままで終わらせず、最後は自分でポジティブに変えて終わらせる。このワンセットをずっと繰り返してきたことで、だんだんコミュ力も上がって、“鉄メンタル”みたいになっていきました。しんどいイベントがあるごとにギャルマインドが成長していくんです。 私にとってギャルマインドは、ずっと憧れてきた自分でもあるし、自分を思い出すためのお守りでもあります。 ――大親友だったしぶやさんと結婚を決めた背景には、ギャルマインドにも通じる価値観の一致があったのでしょうか。 そうですね。私たちは共通の友だちもみんな一緒だったし、価値観もほぼ同じで、昔から周りに「双子みたい」って言われていました。 私が離婚で今までにないくらい落ち込んだ時に、ネガティブな状態から一緒にポジティブに引き上げてくれたのも、今の旦那です。そういうところは、ギャルマインドにも通じているのかなと思います。 結婚を報告した時も、友だちから「絶対そうなると思ってた」「収まるところに収まったね」って言ってもらえて。親や姉も喜んでくれました。 今でも旦那とは喧嘩をしたことがないくらい仲がよくて、いつも安心して笑い合っています。 ――そのギャルマインドを、これから生まれてくる子どもに、どうつないでいきたいですか。 子どもが生まれても、「親と子」という関係を一番に考えるより、一人の人間として見ることを大切にしたいです。親友みたいな感覚で、お互いに一緒に育っていけたらいいなと思っています。 私自身、ギャルマインドですごく人生が変わったので、それも最初から“シェアハピ”できたらいいなって。子どもにやりたいことがあったら全部やらせてあげたいし、絶対に否定から入りたくないですね。 将来的には、子どもたちと一緒にいろんな場所を旅したり、海外で暮らしたりもしてみたいです。家族みんなでいろんなものを見て、吸収していけたらいいなと思っています。 取材・文/鮫島りん 集英社オンライン編集部ニュース班
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