「どういう状況になっても落ち着いてやるべきことをやるっていうところができていた」
日本代表DFの板倉滉がオランダ代表との試合後に取材に応じ、激戦を振り返った。先制される非常に難しい展開となったものの、最終的に2対2の引き分けに持ち込んだ一戦について、板倉は「1試合目から相当タフな試合だったなという風に思います」と語りつつ、「中の選手たちも非常に冷静に戦ってた。その結果、こう最後2対2という形になったのかなと思います」とチームの戦いぶりに手応えを口にした。 【写真】ベンチから一目散に飛び出した長友佑都の姿 試合中には、失点時や得点時に選手たちがピッチ上で集まって話し合う姿が見られた。これについて板倉は「試合前からそこの共有っていうのはできてた」と明かし、失点や得点の場面だけでなく、給水タイムといった「区切り区切りでちゃんと話し合うというところはチームとしてやろうという話をしてました」と説明。ディフェンスの選手としてゼロで抑えたい思いを前提としつつも、「この1失点して、そっからどう戦うかっていうところ。それがこの大会非常に大事になってくる」と、不測の事態にも動じない組織の成熟度を示した。 後半の苦しい時間帯には、ベンチメンバーの活躍が光った。板倉は「日本が得点することは自分の中でも自信もあったし、絶対2対2に追いつくなっていうのはすごい自分の中にあった」とピッチ内で確信していたという。「途中交代の選手が試合を決めるぞっていう話もしてた」と言い、途中出場から集中して入った小川や菅原由勢のプレーを「非常にいい入りをしてきてくれたし、こうチームにまた新たな勢いをもたらしてくれた」と称賛した。 また、ピッチ内では負傷離脱したMF遠藤航への強い思いが共有されていた。チームミーティングの際、ダラスから移動したあとに「もう自信持って戦ってくれ」というビデオメッセージが届いたという。板倉は「テレビで応援してるっていう風に伝えてくれてた」という遠藤のユニフォームを掲げた場面について、「『航さんのために』ってそういうわけじゃないですけど、やっぱりあれを機にまたこうチームとして結果を出さないと、という思いが非常に強くなった」と思いを馳せ、「この勝ち点1っていうのをポジティブに捉えたい」と前を向いた。 インタビュー中に涙を見せたシーンについては、遠藤のワールドカップへの思いを理解しているからこそ「勝手に出てきた」と吐露。今大会、責任と覚悟を持ってキャプテンを引き受けた板倉は、「もちろんそんな簡単な仕事ではない」としながらも、「日を追うごとに自分が結果を出すことで信頼っていうのは得られると思う。自分の中でチームのためにやらないといけないことはもう全部やりたいなと思うし、そこに対して後悔したくない」と語り、主将としての強い覚悟を滲ませた。
FOOTBALL ZONE編集部
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