
狩野倫久監督の正式就任後初陣となるなでしこジャパンの南アフリカ戦は、2027年女子ワールドカップへ向けた再出発の一戦になる。日本を含む6カ国のリーグでプレーする選手がそろったのは3日。全員での練習は4日からで、前日練習も冒頭15分のみ公開された。準備期間は限られるが、狩野監督は「躍動感のあるフットボール」を掲げ、攻守両面で主導権を握る姿勢を求めている。新しいスタッフのもと、選手たちが何を共有し、ピッチでどう表現するか。大阪での初戦は、その現在地を測る試金石となる。試合は6日15:50キックオフ予定だ。
ココがポイント
「世界一奪還に向けた重要な初戦となる。躍動したチームをつくるべく、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたい」出典:毎日新聞 2026/5/21(木)
The fixtures form an important part(中略)preparation programme出典:Good Things Guy 2026/6/4(木)
体制は刷新。掲げているテーマは攻守の切り替えのスピード感や、前への推進力をどこまで上げられるか。出典:dメニュースポーツ 2026/6/5(金)
エキスパートの補足・見解
焦点になるのは、新体制が目指すサッカーを限られた時間でどこまで共有し、表現できるかだ。狩野監督は、日本人選手のクイックネスやアジリティ、攻守の切り替えを伸ばしつつ、チームとしての柔軟性やオプションを増やす方針を語った。
選手たちの言葉からも、新体制の色が見える。田中美南は近賀コーチとの個別練習で、トラップの置きどころや「最後はしっかり決め切る」部分を確認。代表では最前線で背後を狙い、フィニッシャーとしての役割にこだわる。北川ひかるは「学ぶことが本当に多い」と話し、熊谷紗希も「個の力が上がればチーム力も絶対に上がる」と、積み上げに期待する。
相手の南アフリカはFIFAランクは58位ながら、2022年女子アフリカネーションズカップ優勝、2023年女子杯ベスト16の実績を持つ。主力数名を欠く一方、快足FWクガトラナ、中盤のつなぎ役モトルハロ、経験豊富な司令塔ジェーンら主軸は来日し、フィジカルとスピードは脅威になる。
日本がボールを握る時間が長くなる展開も想定される中で、背後を狙う動き、ボックス内に入る人数、奪ってからゴールへ向かう速さをどこまで出せるか。短い準備期間で、どこまで新たな狙い表現できるか注目したい。
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